桝田家です。後ろはフグ漁船「和丸」です。

和丸水産代表の桝田次廣です。

和丸水産　桝田家三男の思い

皆さんこんにちは。
和丸水産にお立ち寄り頂き、本当にありがとうございます！

当店のWeb担当、桝田　元起です。
桝田次廣の息子、桝田家三男になります。

代表のご挨拶では、長々とビジネス風に書いておりますが、ここでは私の思いを率直にお伝えします。

まず当店は、フグ漁が順調であれば「あわび養殖」をしておりませんでした。

年々見る見る内に、近海でフグが獲れなくなってきたので、やむなく方向転換が必要だったのです（もちろん、愛媛のド田舎から、都会の方へ、田舎にしかない良い物をお届けしたい、という気持ちが前提にあります。）

水温の上昇に伴い、フグは冷たい水を求めて北上し、瀬戸内海は過度な海底砂利採取によりほぼ死滅した箇所があります。

もちろん魚の獲り過ぎもありますが、フグがいなくなったのは外的環境要因が多いと感じています。

その瀬戸内海を舞台にして、父（桝田次廣）は昔から漁師をしており、フグ漁に関してはプロ中のプロです。

数十年前に、中国からフグ漁の技術指導に来て欲しいという話があった位で、フグの生息場所、生態、的確な保存・輸送方法等を確立して、フグの本場である山口県唐戸魚市場から、山口県のフグブランドに貢献したとして、何度も表彰を受けています。

ただ、残念に思うことがあります。

自慢の父なのですが、良くも悪くも根っからの「漁師」なのです。

忍耐強く、嘘を言わ（え）ず、愚かしい程実直で、不満を漏らさず、例え一人でも荒波に突っ込んでいく人物で尊敬していますが、価格が仲買人にゆだねられる魚市場を相手にしてきましたので、売り込んだり交渉に必要な「営業」というものがなんなのか知らずに育ったのです。

未だに昔の様に、「良いものを作れば売れる！」と考えており、その度に僕は「それは違う。」と答えています。

現状では、粗悪な物・嘘の物（産地偽装等）であっても、結局は宣伝して「売れたもの勝ち」の世の中です。

良い物だからと言って、単純に売れるわけではなく、まずは商品や情報があふれた世に対して、その存在を示すことが重要です。

和丸水産のあわびは、このような愚直な店主が丹精込めて、嘘偽り無く育てていますので、
味・品質はまぎれもなく本物です。

しかし、営業は遅々として進んでおらず、店舗を維持する為の販売目標数量に達しておりませんでした。

そこで僕は、現在大阪に住んではいるものの、何か家族に対して出来ることはないかと考えました。

会社を辞めて実家に戻り、当店のてこ入れをすることも考えましたが、各方面で無理があり別な方法をとりました。

それが、「ホームページ（ネットショップ）の質をどんどん上げ、皆様により見て頂けるようにする」ということでした。

予算はゼロなので、全て自力でやらなければならず、また、僕はホームページ作成に関して全くの素人だったので、苦難の連続でした。

勉強を推し進め、今ではようやく、こちらのようなネットショップを作ることが出来るようになり、数多くのお客様に見て頂いております。多い時で、月間４５,０００名の方に、ご覧になって頂いております。

こんな者達が運営する和丸水産ですが、皆様に良い物をお届けしたい気持ちは、どこにも負けていません。

頑固な漁師が採算度外視でこだわった、「料亭や結婚式場、東京築地魚市場で認められた本物のあわび」ですので、どうか今後ともご利用の程、よろしくお願い申し上げます。

自然豊かな佐田岬半島	石垣が残り、風車が回る町並み
	心の拠り所である与侈（よぼこり）港